
東京で観劇してきました!
シャーロックホームズの作者、アーサーコナンドイルが主人公。
売れない小説家(本業医者)が、自分だけに見えるシャーロックホームズが現れたことで、2人で小説を執筆、売れっ子作家になる中で、本当に書きたいものと自分の人生に悩み苦しむという話。
生田先生大好きなので期待大だったのですが、冒頭からテンポよくてサクサク進む展開。
とても見やすく、子ども連れてきてあげたかったな~と思いました!
朝美絢
2番手朝美絢がなかなか登場しなかったのですが、トップスター彩風咲奈の分身ともいえる役でおいしいおいしい。
動きもセリフ回しも歌い方もいい塩梅でやりすぎずに、心のあるホームズを演じていて素晴らしかったです。
悪魔ちゃんになった闇落ちホームズは最高のビジュアルでした。
ホームズは架空の人物ですから、どのように作ってくるのか興味があったのですが、朝美ホームズは飄々としたところがあり、作り物である型は崩さずに他の登場人物と違って生身感を抑えていました。
それとは逆に心の動きはしっかりとあふれ出して、人間味ある感情が伝わってきたのが面白い対比でしたね。
まぁつまりうまい。
咲ちゃんドイルの幸福や苦悩を生きたホームズがいることによって描き、尚且つ空想のキャラであることを常に軸にしていて、巧い以外なんかあります?
ないでしょ。
バイオリンは弾かなくてもよかったかなと思っちゃった。
真似だとちょっと冷める自分がいまして…
FROZENHOLIDAYのDJ縣のチキンギターみたいにぶっ飛びなら真似でもネタみたいでいいけど。
あ、悪魔ちゃんと言えばラップ。
生田先生ラップ好きなの?
でもラップラップしてなくて、咲ちゃんとあーさの声が重なり1人の声になっているのはうまいなと思いました。
録音かな?と思うほど、ぴったり合わさってシンクロしてました。
終盤、咲ちゃんドイル(作者)がホームズ(登場人物)を殺す展開から、夢白ルイーザも巻き添えになり気づいたら病気になってたというところ。
巻き添え→病気
は納得。
咲ちゃんドイルが自分の感じるままに小説を書こうとした瞬間にルイーザが治るのは現実味がないですが、そもそもホームズが見えてるというファンタジー設定だからいいのか?
と思ったりしましたが、細かい設定大好きな生田先生のことだから、自分が解釈しきれてない部分があるんだろうなと思います。
もう一回見たい。
自然とそう思う作品でした。
主要キャラ感想
以下、主要キャラのみ感想まとめ。
【彩風咲奈】
お髭や佇まい、動きが可愛かった~!
個人的に咲ちゃんのコミカルな動き好きです。
ソロ「人生の主」、声がよく伸びて蒼穹の昴でも思いましたが、歌が本当にうまくなられたなぁと(過去下手だったって話ではないです)
もう退団を決意されての演目で、役が歌うこの曲の歌詞はぐっときます。
誰かの夢になる、というポスターで初々しい咲ちゃんを見たことありますが、
夢に描いた未来も
全てこの手の中に
僕が僕の人生の主だから
という歌詞は、ご本人のことに重なってうるうるしました。
ベルばらも控えてますが、私の中の好きな彩風咲奈2位にドイルがランクインです。(1位は梁文秀です)
【夢白あや】
とってもチャーミングな奥さんを演じられていました!
この方も陽キャ中の陽キャがそのままでている感じ。
少しセリフの抑揚が過剰かな?と感じる時もありました。心中が良かったので次回のかめロマで修正してほしいな~
歌もライラックの時きれいな高温出てたけど、今回のセリフの中で歌うという場面はちょっと苦手そうだなと思いました。
でもそんなこと吹っ飛ぶくらいビジュアルと動きに目を奪われるジェンヌさんで、役も咲ちゃんドイルとイチャイチャしてるとこなんてほんとに楽しそうで!
夫を明るく鼓舞する夢白ルイーザ最高に可愛かったです。
まだやり残したことがあると咲ちゃんに伝えた夢白さんに、今後も期待してます。(エリザやって)
【和希そら】
なんで退団するん。
全然実感ないけど。私不機嫌やけど。
みたいなノリでしたよ、見る前はね。
でね、セリフの言い回し、間、小さな動き、どこを注視しても完璧にうまい。
なんだよ、やめんなよ。
やだー(´;ω;`)
ってなって、最後に「第二の夢」って言われちゃうとさ…怒り引っ込めるしかねぇよ。
宝塚の枠から飛び出してさらに輝くに違いない。
まとめ
宝塚が大変な状況の中、明るい演目でよかったなと思いました。
生徒さんたち自身も、置かれている状況と違ってハッピーエンドな作品に没頭して、演じている時くらいは辛い状況を忘れてほしいなと。
不安を微塵も感じさせない舞台に、プロフェッショナルを見せていただきました。
私はファンとして、そこに立つ贔屓をただ応援するのみです。
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